ゴリ旅×貯金箱ストーリー(第4章:いよいよクライマックス!ゴリ旅に出発①)

あらすじ

旅の予定など立てたことのなかったゴリ旅が、やっとの思いで作り上げた飛騨高山&白川郷への旅計画。

計画も予算内に収まりホッとするゴリ旅。

ついに迎えた当日。ウキウキと最後の仕事に向かうのであった。

第4章:いよいよクライマックス!ゴリ旅に出発

いよいよ旅の当日を迎えたゴリ旅。

一応午前中は仕事だ。いつも仕事の前日は憂鬱な気持ちで寝るのに昨日はドキドキで眠れなかった。

「小学校を思い出すな。(笑)」嬉しそうにつぶやく。

この2か月間大変と思ったことはない。いや、失敗してきた節約方法は大変だった。。

しかし、ゴリ旅の人生が変わったことは事実だ。何も感じない世の中に楽しさを教えてくれた。

ただ、節約して旅に出るだけなのにこんなにも楽しい毎日を送れるとは思ってもみなかった。

「ありがとう」と独り言のようにつぶやき最後の仕事へと向かうのだった。

1:1日目 飛騨高山&白川郷へ出発

仕事に向かったゴリ旅はあることに気づく。

「あ、お弁当作ってきちゃった。」

この2か月間毎日お弁当持って行った癖で仕事終わりに外食をすることを忘れて作ってしまった。

「ま、これも節約か(笑)」と1つ目の予定からズレてしまうゴリ旅であった。

お弁当は荷物になるから職場で食べて職場に洗って置いていく。

今日だけは残業をしたくない。そんな思いで仕事に励んだゴリ旅は気づいたら12時になっていた。

「え、もう終わり?」集中して仕事をしていたから時間を忘れてしまったようだ。

こういう大事な日に限って仕事が舞い込んでくるものだな。

しかし、今日のゴリ旅は一味違う。

「俺ってこんな出来るんだ。」自分でも感心してしまう仕事量であった。

お弁当を食べ出発だ。

「夢の旅スタート!!」

14時25分:バスタ新宿出発(新宿から高山濃飛バスセンター)

新宿駅南口を出ると道路向かいにあるバスタ新宿。ここに入ると旅行に行くんだな。と実感が沸く。

バスのアナウンスを聞き乗車すると、思ってたよりも乗員が少なかった。

「平日じゃこんなもんか。」多いより断然ましだ。と思った。

先ほど購入した大好物たけのこの里とじゃがりこを前のカウンターにセットし準備完了。

たけのこの里はポリポリ食べるのも美味しいが口の中で溶けさせながら味わうのも好きだ。

きっと独特なのだろう。人前ではやらないが一人ではこうやって食べる。

約5時間半の長旅。休憩は3か所ある。談合坂SA、諏訪湖SA、平湯温泉。平湯温泉は雪が積もっていた。

バスに乗って談合坂SAまでは熟睡してしまった。仕事終わりだから疲れていたのだろう。

そこからはお菓子を頬張りながらナンプレと携帯の無料漫画を読んでいたらあっという間に高山濃飛バスセンターについてしまった。

「思ったより楽だったな。」

何よりありがたかったのは、バス内にコンセントがあったことだ。今の時代携帯があるだけで暇には困らない。

20時40分:高山濃飛バスセンタ―到着

バスから下車すると待っていたのはマイナス1度の極寒とちらつく雪だ。

「空気が澄んでいるな」

寒い地域はなぜか空気が澄んでいる気がする。

高山駅が目の前なのだが高山駅は4年前に建て替わったそう。綺麗だしオシャレだ。

早速写真を撮りホテルへと向かう。

20時50分:スーパーホテル飛騨高山チェックイン

思ってたより綺麗だ。何ならとてもきれいだ。

説明を聞くと時間で男女入れ替わりの大浴場があるみたいだ。さらにドリンクバーがあるらしい。

安くて綺麗で痒いところに手が届くサービス。至れり尽くせりだ。

「このホテル、正解すぎる。」

部屋に行くと番号式のロックだった。忘れたらまずいと思いすぐに写真に収めた。

部屋は5~6畳くらいの洋室にユニットバスがある一般の部屋だ。綺麗さも申し分なし。

この安さで一般の部屋と言える環境が凄いと思う。

21時00分:高山市内散歩&写真撮影

明日行く高山陣屋の目の前を通り、中橋という写真スポットとして有名な赤い橋で写真を撮る。

「とても映えるな。」

夜の街灯と街並みがマッチしている写真は心がとても落ち着く。さらに澄んだ空気に心が洗われる。

夜の街並みに揺れながら古い町並みへ歩みを進める。

「一緒にこれてよかったね。」なんて言ってみたいなぁ。。。

なんて妄想をしているうちに古い町並みに到着する。

風光明媚な街並みだ。古い家が並んでいるだけに見えるがどこか自然を感じ、横に流れる用水の音が心を清め美しい。

「ここで横になって空を見ていたい。」

そう思うほど離れたくない空間だった。

そこからしばらく散歩を続けると思いのほか時間が過ぎていた。

「そういえばお腹が空いたな。」

夜ご飯を食べていないゴリ旅は空腹であることに気づく。

明日も朝早くから行動するゴリ旅は帰り道にあったセブンイレブンでおにぎりを購入し、ホテルに帰ることにした。

23時00分:就寝

帰宅したゴリ旅は気になっていた大浴場に行ってみることにした。

「誰もいないといいなぁ」

すると、まさかの同タイミングで来たお客さんが。。。

「えー、奇跡的なタイミング。」

最悪だ。こういうのは一人で少し歌いながら大浴場を独り占めが最高と思っていた。

仕方ないから、パッと済ませて上がることにした。

しかし、湯船に入った途端、身体が冷めきっていたこともあり、鳥肌が立つほど気持ちよかった。

「長風呂決定。」

すると、同タイミングで来たお客さんも「ふぅーーー。」と気持ちよさそうなため息が漏れる。

ゴリ旅がされたら嫌だが、なぜかお客さんと同じ気持ちになったことで声をかけてしまった。

ゴリ旅「今日はお仕事か何かで来られたんですか?」

お客さん「いえ、一人で旅行に来ました!」

ゴリ旅「そうなんですね!どこから来たんですか?」

お客さん「千葉から来ました!」

ゴリ旅「私もそっちのほうから来たんですよ!偶然ですね。」

その後もどこに行くのかなど、色々と話が盛り上がってしまった。

ゴリ旅「では、お互い楽しみましょう!」

気持よかったお風呂を後にし、部屋では岐阜の局だ!と当たり前のことを感じながら布団に入ると疲れていたのかすぐに寝てしまった。

次回予告:第4章:いよいよクライマックス!ゴリ旅に出発②

いよいよ明日は飛騨高山観光。

たくさん食べてたくさん観光するゴリ旅のありのままの姿をお楽しみに!

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